町田中央ステーション
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「症状とプラン」廃用症候群とリハビリマッサ-ジ

2018年04月11日

廃用症候群とは?
廃用症候群とは安静状態が長期に渡って続く事によって起こる、さまざまな心身の機能低下等を指します。生活不活発病とも呼ばれます。特に病床で寝たきり状態でいることによって起こる症状が多いです。
健康人であっても、使わないと筋肉の萎縮、関節の拘縮は意外と速く進行します。安静による筋力低下は1週目で20%、2週目で40%、3週目で60%にも及びます。
この、筋力低下を回復させるためには意外に長くかかり、1日間の安静によって生じた体力低下を回復させるためには1週間かかり、1週間の安静により生じた体力低下を回復するには1か月かかるといわれます。
このような安静によって生じる、臓器の退行性の変化、臨床症状を、廃用症候群といいますが、筋肉や関節だけではなく種々の臓器に生じてきます。
廃用症候群によって生じる症状
「運動器障害」
筋萎縮、筋力低下、関節拘縮(関節の動く範囲が制限され、無理に動かそうとすると痛みを生じる。)、骨粗鬆症(骨がもろくなり、折れやすくなる。)、腰背痛、五十肩
「循環器障害」
起立性低血圧(寝た位置から起こすと血圧が下がり、脳貧血症状を起こし、歩行不安定、転倒の原因となります。)、静脈血栓症、肺塞栓症、肺炎、浮腫(むくみ)、褥創(床ずれ)、自律神経障害、尿失禁、大便失禁、低体温症
「精神障害」
抑うつ、無為無欲状態、食欲不振、拒食、睡眠障害、不眠、仮性痴呆
その他
尿路感染、尿路結石
老化や病状進行は完治できないものが多いですが、廃用症候群は予防や改善が可能と考えられています。
特にご高齢者は歩行機能の改善・維持、転倒予防が大切です。
ご高齢者の歩行障害あるいは転倒と密接に関わっている筋肉は、前脛骨筋、大腿四頭筋、腸腰筋、大腿筋膜張筋、縫工筋、ハムストリング、下腿三頭筋です。これらの筋肉を使った様々な運動療法をしていくことにより予防に繋げます。
また、手足のマッサージで血行を促進し、新陳代謝を高め、各関節の可動域訓練(ROMex)をしていくことにより、手足の動きをより動かしやすくなるようにしていきます。

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