花粉症に効くツボ
2019年02月26日
針灸治療には、経絡、経穴(ツボ)といった一定の部分を刺激することにより体の歪みを是正し、体のバランスを改善する作用があります。いわゆる身体の自然治癒力を回復させる働きをもっているのです。
国立病院医療センターでも、針灸療法により花粉症に伴う頭重感、肩こりの改善とともに鼻閉症状に明確な効果があると報告しています。
花粉症のツボ療法にも、体質改善のため一定期間続けないと効果が現れない場所と、一時的ですがすぐ効果が現れる場所があるのです。
針灸治療には、いろいろな刺激法がありますが、自分で簡単にできるツボ療法を紹介します。
鼻の周辺や前頭部、後頭部にあるツボを刺激することで、クシャミ、 鼻水・鼻づまりなどの花粉症の症状が一時的ですが改善します。また、耳介は全身の疾患が投影されていると考えられ、耳介のツボにも症状を和らげる作用があります。
顔面には、子鼻の上端にある鼻通、鼻翼に印堂のかたわら小鼻すぐ両脇の迎香、両まゆの中間髪の生え際2㎝ほど上方に上星といったツボが髪の生え際2㎝ほど上方に上星といったツボがありますので指先で10秒間程度押してください。
ツボを押すときはズーンとやや強めに押してから、パッと力を抜くのがコツですよ。これを3~5回繰り返してみてください。その場で、鼻水・鼻づまりが楽になると思います。
耳たぶのやや上方の部分にも花粉症のツボがいくつかあります。この部位を中心に指でゆっくり揉みほぐしていくと耳が熱くなってくると思います。そうすると鼻の通りがよくなってきます。
テレビなどを見ながらでも簡単にできますので、機会をみては両耳をゆっくり揉みほぐしてはどうでしょうか。